ベトナムで申請できる就労ビザの種類
外国人がベトナムで働く際には、原則として就労ビザ(査証)と労働許可証(ワークパーミット)の2種類の証書が必要となります。この2つは混同しやすいのですが、ビザはあくまで15日以上ベトナムへの入国・滞在を許可する証明書であり、外国人がベトナムに転職・就職・駐在して3か月以上仕事をする場合は労働許可証の取得が義務付けられていますので必ず取得しましょう
就労ビザの種類に関しては、『DN』と呼ばれる”ベトナム企業を訪問する外国人が取得するビザ”と、『LD』と呼ばれる”外資企業に務める人が取得するビザ”の2種類があります
ビザの有効期間、ベトナムへの出入国が1回のみか複数回可能かどうかによる、ビザカテゴリーの違いはありません。これらの情報はビザに別途記載されています。
また、2015年からビザタイプが20種類に細分化され、ビザのカテゴリー変更が不可能になっています
労働許可証は、外国人を雇用する必要性がある場合や投資の場合に限り、管理職/CEO、専門家、技術者の3種類に分かれて発給され、雇用契約で定める雇用期間を限度に36か月以内有効、期間内であれば最長3年まで更新できます。申請時には日本で取得が必要な書類が必要となるため渡航前に準備をしていきましょう。また、日本で発行された書類は在日ベトナム大使館の認証を得ることが一般的ですので、スケジュールに余裕をもって進めていきましょう。
ベトナムで就労ビザを申請・取得するためのステップ
- 日本の大使館・領事館にて申請
- 日本のビザ申請代行サービス
- ベトナム現地のビザ申請代行サービスを利用
ベトナムで就労ビザを申請・取得するために必要な書類・準備
ビザの申請に必要となる物としては、下記の準備が必要になります。
- パスポート(ビザ申請期間+有効期限が3ヶ月以上残っているパスポート)
- 在ベトナム企業(外資系でもベトナムローカル企業でも可)からの招聘状(取得許可番号)
- 証明写真(3cm×4cm)
- 入国許可証のコピー
労働許可証申請の際の必要書類は以下の通りです。
- 労働許可書申請書
- パスポート
- 証明写真(4cm×6cm)2枚
- 健康診断書(ベトナム語)
- 卒業証明書/実務経験証明書
- 犯罪経歴証明書/無犯罪証明書
- 現地法人の辞令(任命書)/労働契約書
- 外国人雇用承認証明書
- 投資登録証明書/企業登録証明書等
- その他状況応じた必要書類